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切迫早産で入院した話、目次。
『切迫早産』で検索してお越しになる方が多いので、目次をここに載せますね。


張り止め(リトドリン)を飲み続けるも妊娠21週で腹部に痛みを感じ、

病院に電話したらその後『切迫流産・切迫早産』で入院になったお話の目次。

2013年1月末の出来事です。

※2013年6月に無事出産、活発な女の子を育ててます。

検診と、「痛いのか分からない」(〜切迫早産入院1日目)

子宮頚管も短くなってた(切迫早産入院2日目)

引越しと減薬(切迫早産入院3日目)

義母っぽい(切迫早産入院4日目)

「意見は即却下だ」(切迫早産入院5日目)

明日なんです。(切迫早産入院6日目)

「オツトメご苦労様です」(切迫早産入院7日目)

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2015.12.17 Thursday  | - | - | 

「意見は即却下だ」(切迫早産入院5日目)

1月28日(月)

6:20。

検温のアナウンスに全く気付かなかった。

義母似の看護師さん、Sさんが点滴を引っ張った(量を確認する時に腕に引っ掛けたらしい)ので目が覚めた。


NSTのセッティングが行われる。

いつも子宮の奥へ逃げてしまう我が子だが、
今朝はなんと1発でその所在を明らかにしてくれた。

Sさんは思わず、

「ラッキーちゃん♪」

言いながらガッツポーズした腕を揺らし、踊るようにその場で旋回していた。

楽しそうだったが、私がその動きを真似することはなかった(身動き取れないし)。


「また回ってくるから、体温計っておいてねー」とSさんが去ってゆく。

体温体温。
寝ぼけていて、一瞬、ケータイを脇に差しそうになる。


7:00。

体温計をテレビの上に乗せるついでに、ブラインドを開けてみた。

予報通り! 雪が積もっている!

……が、すぐに溶けてなくなってしまうだろう。
屋根や駐車場の車の上に薄く幕が掛けられた程度。
道路はすでにアスファルトが湿って、濃い黒色になっているだけだった。

Sさん再来。
計り終えた体温を報告すると同時に、外の様子を伝えると
「ええっ!?」驚いた様子で窓の近くに寄っていった(もちろん、点滴台にガツンと当たるのは忘れない)。

「ホントだ!」喜んでいるようだった。「お菓子の家みたい!」

うっすら雪を乗せた隣家の屋根を見て、Sさんの声色が上ずる。

ああ、きっと義母もそういうだろうな。

こういう反応、実際にあるんだなあ……

雪が降るのを教えると「はん」と鼻を鳴らして台所に戻る実母の姿を思い出して、
対照的すぎる”母親”がおかしくなった。


8:00。

あさごーはーん。



病院にいるのを疑うようなメニュー。

Sさんが「今朝はパンだよ!良かったねぇ!」とウキウキ教えてくれたので、
何が来るのかあれこれ想像する時間はゼロだったが。
ついでにSさんは、朝食はパン派だという事も教えてくれた。
もちろん私は問うてない。
(このあたりも義母っぽい)


9:00。

昨夜あまり眠れなかったのでベッドでうとうとしていると、
検温のアナウンスが入る。

横になったまま胸の上に載せていたLTNを落としそうになった。

抗生剤の投与。


点滴台と一緒に、検尿、体重測定を済ます。

夫が「痩せた痩せた」言っていたがあれは点滴のせいで食べれなかっただけで、
昨日も今日も食事は全て食べているし、食べてすぐ寝ているから、
きっと元の体重に戻っているだろうと思った。


……なんと、2キロ減っていた。


10:00 

点滴交換。…が、2倍の(入院初日〜2日と同量の)リトドリンをうっかり注射される

「えぇっ!違うじゃん!」点滴容器に書き込まれた『リトドリン2A』という数字をみて慌てる看護師さん。取り外した方の点滴容器には『リトドリン1A』の記載。
増えてる増えてる!

また動悸に吐き気に襲われるところだった。


10:40。

検診。

今日は院長の診察とエコーの日。

エコーに映った腹の人は、やはり横向きだった。
相変わらず、広がらず山になった胎盤を枕にしている。

「赤ちゃんは元気なんだけどね、こないだ(金曜日)とあんまり変わらないけど」
院長がパラパラ喋る。

すると今回は意外な一言を付け加えた。

「女の子…かな?」

なんと! 初めて性別を告げられる。

横向きなのではっきりと確認できないが、長女、ということになる。


……私はてっきり男の子だと思っていたのだが。

NST時の動き回り方といい、
胎動の激しさといい(たまに膀胱に向かっていい蹴りが入る)、
それに私の「最初は男の子が生まれるに違いない!」という思い込みによって
半ば本気で”男の子”だと公言していた。

女の子かー。

それはそれで楽しみだけど、こんなに元気じゃ、


私の二の舞になりそうだな……。


私が育てられたように育てないよう、心に決めた。


膣内洗浄をしながら院長が、
「(トイレに)歩くようになって、張らない?」尋ねるのて、
今のところ、と答えるとさらに驚くことを言った。

「これ終わったら、取っちゃおうか」

院長は点滴を指さしていた。

「その後飲み薬で一日様子を見て、それで大丈夫だったら帰しちゃう

帰しちゃう…! 帰れちゃう!?

付き添ってくれている看護師さんが良かったね、と笑ってくれる。

退院…! その文字が現実的になってきた!!


その日は以降、”退院したら何をするか”でもう頭がいっぱいだった。

迎えの車に乗ったら、まずミスドに行こう。
カフェオレ(2〜3杯くらいのカフェイン摂取はOKされている)に、
ポンデリング生を食べるのだ!

それから、入院直前に用意した新しい掃除グッズを使って
トイレをピカピカにするのだ。
病院で何度もお世話になったから決意したのだけど、
やっぱりウォシュレットは必要だ。
膨らんできたお腹を越えて腕を伸ばして拭く、っていうのはなかなかしんどくなってきたし。
掃除した後のトイレに設置しよう。

あと、法事でもらった煎茶をミキサーミルで粉砕して粉茶にしてしまおう。
キッチンの棚の奥に積み重なっているのが気になってたんだ。
粉にすれば、きっと飲む(夫が)。

…などと家中の様子を思い出しながら計画を練っていたのだがふと
復職しかけた仕事場の景色が目の前に落ちてきた。

退院したら仕事はどうなる?辞めちゃう?

辞めることになるかもなー…だって復職4日目で入院だし。
それ以前に1年以上休んでるし。
別な仕事もしてるけど、この状態じゃ打ち合わせに出かけるのもままならないだろうなあ。

どちらにしても退院して即復帰! にはならないだろうから、
明日の診察で今後の話を聞いてから考えよう…。

辞めたら経済的に苦しくなるけれど、
きっと夫なら「大丈夫!」って笑ってくれる。

無理させたくないなあ。

いや、できれば夫に主夫を任せたいぐらいなのだ。
私は外に出ていたい。
うーん…どうすれば。

なんて考え詰めても点滴に繋がれているうちはどうしようもない。
あと少し。早くてあと2日。
今は大人しくしていよう。


12:00

良くわからないお昼アゲイン


なんだろう、野菜炒め…でいいのだろうか。
美味しいんだけど、説明が難しい。

あぁ、グルメリポーターには向いてないんだな。


14:00

いいことを思いつく。
自分で点滴を速めたらいいのではないか!

…もちろん実行はしなかった(チキン)。


15:00

おやつが来て、一息おいたあとに夫が来る。
洗い終えた3日分の下着を持ってきてくれた。

もうすぐ退院できるんだ、と言った途端から落ち着かなくなる夫。

「どうしよう、まだやることあるのに…!
 
 漫画喫茶行ったり掃除したり映画みたり…

 こんなところにいる場合じゃないよ!!」

何たる暴言。
祝って然るべきだろう。
しかも”こんなところ”とは。

明らかにもう使わない荷物を回収しながら夫、
キビキビと帰宅準備に取り掛かる。

まあ、落ち着き給え。
もう一つ重大なお知らせがあるのだよ。

お腹の子は、女の子かもしれません。

男の子だ男の子だ! と騒いでいたから夫もそのつもりだろう、
どんな反応するかしら、なんて返答を待っていたら

「そうだよねー。まいあの勘て外れるんだよねー」

…何だこいつ。かわいくない。

そこへ看護師さんが心音を取りにやってきて、
「性別分かったの? 名前考えはじめなきゃねー」夫に話しかける。

「複数出しといた方がいいよ。産まれてから顔を見て”なんか違う”っていうママも結構いるから」

これまでにこの病院で出産したお母さんたちが、
悩みながら――何人かは夫婦喧嘩をしながら名前を決定していった姿を披露してくれた。

「パパが見る名付けの本は1冊に絞っておいた方がいいよ。
 分娩待ちのときパパ同士が本を交換し合ってねー、
 同じ名前を調べたのにそれぞれの本に書いてある結果が凶と大吉に分かれてて、
 悩みが増えただけになっちゃったから」

言いながら、看護師さんはすごく楽しそうだった。

看護師さんが部屋を出てから夫が、

「男の子だったら名前は『天和(あまかず。由来は、”てんほー”:麻雀の役の名前)』にしようと思う」と謎の宣言をする。

女の子かも、って言ったじゃん。
しかもなんだその名前。

私が許可せずにいると、

「じゃあ『戦国(せんごく)』」

その後も、なんとか無双とかここに書き出したら”DQNネームm9(^Д^)プギャー”以外の反応しかもらえない単語を列挙していて止まらなかったので、
一言だけお返事しておいた。

「お前の出す意見など最初から即却下じゃ」

そんなこんなでいろいろ夫に伝えることがありすぎて、おやつの撮影を忘れる。
今日はどら焼き2種(あんとカスタード)だった。


17:20

漫画喫茶ー! と言い残して夫が鮮やかに去っていったのもつかの間、
抗生剤の追加が始まる。

そこで新たな衝撃の事実を伝えられる。

「今の点滴外しても、抗生剤の点滴続くからねー」

抗生剤の時間になったらその都度、針をさされることが判明した。

痛い回数が増えるだけじゃないか!
だったらこのまま刺したままでいいよ!!


18:00

お夕飯。



カレー皿っぽい形なのに、カレーじゃない。
カレーが恋しくて仕方ない。


22:00

ついに点滴が外れる。
これでどのように動いても痛くないし、気にする必要はないし、
なにより思う存分寝返りが打てる!

寝る姿が限られていたので、そろそろ背中が痛くて辛くなっていたのだ。


23:00

とっくに消灯の時間だが、点滴から開放されて
いよいよ退院が目の前に実感できたことで興奮し、
寝れずにベッドで右向き左向きを繰り返していた。

こうして一人で寝るのもあと2回だ。
楽しみなような寂しいような。

そういえば、夫と付き合ってから、夫と離れて暮らしたことがない。
すぐに同棲してしまったことを思い出していた。

待ち合わせの約束して、時間までにドキドキ準備して、
ちょっと待ったり待たせたりして会うっていうのやりたかったなー。

一緒に生活してると、準備部分も丸見えだもんな。

かといって、時差式で家を出るなんてのは面倒だ。

…にしても、別居が毎回(主に私の)入院、って…。
2013.02.18 Monday 19:53 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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